2020年3月18日5 分

人に影響されない心の作り方

最終更新: 2020年3月26日

人に影響された人生を送っていると、弊害があります。何だと思いますか?

それは、自信がなくなる。自分の意見が言えなくなる、自分の気持ちもわからなくなる。不安になる。常に人の事をきにしているので、ストレスになる、イライラする。すると体に影響がでて、不健康になる。体調が悪くなる。いつもしんどい。

つまり、心と体は密接に関係していて、心がずっとストレスだと知らないうちに体に影響が出てくるのです。

一番わかりやすいのが、肩こり、腰痛、めまい、頭痛とかもそうですね。

みなさんは人に影響される方ですか?

人に影響されないようにするには、まずはしっかりとした自分の信念や心の土台をつくる事です。

土台というのは皆さんが持っている価値観、こうあるべき、こうありたい、こういう人間でいたい、こういう人間だと人に思われたいなど、人間は様々な価値観を土台にして生きています。だけど、間違った土台を作ってしまうと、人の忠告も聞けなくなってしまったり(影響されないという意味ではそうですが)、欲で心ががんじがらめになったりしてしまいます。結局ストレスになってしまって知らないうちに体に影響がでて、体調が悪くなってしまいます。

良い土台をつくることが人に影響されずに、ストレスなく健康でいれる秘訣なのです。

では、良い土台をつくるにはどうすればいいでしょうか?ポイントを3つお話しします。

1.ダメな所、悪い所を認める(受け入れる)

自分で自分を認められていますか?「自分を認める」とか「そのままの自分を認める」わかっているけど、なかなかできない事の一つだと思います。自分のこういう所がダメ、こういう所が嫌い。。だから、「変えたい」「何とかしたい」と思いますよね。これは自分と戦っている状態です。自分の中で嫌な部分の自分、つまり苦手な相手として現れてくるので否定したくなるし、戦わないといけないとなるのです。なぜならそういう自分を認めてないからです。「あなたは間違っている」「もっとこうならなきゃ」「変えよう」としますよね?目の前の相手(ダメな部分)を変えようとしている間は結局自分自身を否定しています。

まず「認める」ことが解決のカギです。

自分の中の「ダメな部分」「弱い部分」はなくなってほしいし、消えてほしいですよね。「ダメな部分のある自分を」「弱い部分のある自分」がそこにいるんだなと思うこと。思うだけ。肯定しなくていいし、好きにならなくていいし、変えようとしなくていいのです。「ただ、そこにある」存在を確認すること。無視したり、変えようとしない、自分ってそうなのだなと思う事なのです。

実は誰しもそうなのです。どんな人でもダメな部分があっていいのです。それが実は普通な事なのです。

自分も不完全だと認めることをまずやってみてください。

例)多くの人の考え方

ミスをしてしまった。うっかりして自分はダメだな。

→挽回するために次こそは頑張らなきゃ。(焦り)

ではなく、ミスをしてしまった。自分は完璧ってないよね。

→じゃあベストを尽くして頑張ろう。(認めると頑張ろうの気持ちが違ってきます)

2.本心を素直に伝える

自分の中にある「恥ずかしい出来事」「知られたくない事」「言いたくないこと」が多いほど、人はそれを守ろうとして心を閉ざしてしまいます。これがプライドなのです。自分をオープンにすること、自己開示といいます。自己開示することでコミュニケーションができていくのです。

あまり話さない人はどうやって自己開示をしていけばいいかわからないですよね。

自己開示の仕方

心理学で使う手法の一つに「Iメッセージ」というのがあります。つまり私はで始まるメッセージです。あなたのここがこうなんじゃない?など人の事を話すときは「指摘」や「攻撃」になってしまいがちです。

そのかわりに「私はそうされると悲しい」とか「私はこうして欲しい」とか「私は」で始まる言葉に変えてみましょう。私はのあとに、自分の気持ちを入れて、素直に自分の気持ちを伝えましょう。

誰かに自分をわかってもらいたいなら、「私は~」で始まる言葉を使ってみる事です。自分から先に自己開示をしましょう。

3.自分から優しくする

「私はなぜか優しくしてもらえないんです」「認めてもらえてないんです」「話しかけてきてくれないんです」と相談にくる方はよくこういったことを話されます。みなさんそういう気持ちになったことありませんか?夫は、あるいは妻は、兄弟が自分の事をみとめてくれてない。。

では、質問します「あなたは、どんな人なら話しかけたいですか?」「どんな人なら認めたいですか?」「どんな人に優しくしたいですか?」答えは「話しかけてくれる人」「自分に優しくしてくれる人」「自分の事を認めてくれる人」という答えが返ってくる時が多いです。

まず、あなたがまわりの人にそれをしてください。あなたが周りの人に優しくしてください。あなたが周りの人の良いところを認めてあげてください。

こういうと、みんな不満な顔をします。「私がしてもらってないのに、私からするなんて出来ません。」と。でも自分から人に優しくできる、自分がして欲しいと思う事を人に出来る事で、回りまわって自分にちゃんと帰ってきます。また理屈ではなくそれができていく事によって、自己満足ではなく自然に自分に自信がもてるようになっていきます。

もっと色々やり方はありますが、今日のポイントはこの3つ。

まず、自分のいい所もそうでない所も認めて受け入れてみてください。それだけでも人は強くなれます。そしてそんな自分に素直でいてください。自分の気持ちにも素直になって人と接してみてください。また接するときに優しさを忘れずにいてください。

たったこの3つをする事で、自分という人間が何となくでもわかってきます。そして自分を受け入れられる心の度量ができると、人をも受け入れやすくなっていきます。そうすると人の意見も聞くことが出来ていくと共に、いや自分の考えも「これでいいのだ」と思えるようになって行き、だんだんと自分に自信がもてるようになります。その結果、人の意見は意見として聞けるけれど、影響を受けて左右されにくくなっていくことでしょう。

これが人に影響されずに、ストレスなく健康でいれる秘訣なのです。是非試してみてください!

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