2020年11月13日3 分

不安の取り除き方

こんにちは。産業カウンセラーの今井です。
 

現在新型コロナウイルスによる影響で、外出規制や自粛活動など様々な環境の変化が余儀なくされています。

生活の中で不安やストレスを感じ、それが今後も続くようにも感じられます。

withコロナ、そしてアフターコロナが叫ばれるこのご時世に、ストレスや不安を解消していくことはとても重要になってきています。

今回は、不安ついてみていきましょう。

1・不安はなぜやってくるのか?

不安になるには、何か原因、理由があります。例えば仕事が思うようにいっていない、人間関係がうまくいっていない、体調面がすぐれないなどなど

。また漠然とした不安でも、やはり何かの大元の原因があります。何らかで悩みがあると人は不安という状態に陥りやすくなります。

そしてその事柄に緊張したりストレスを感じると脳はどうなるかというと、ノルアドレナリンという物質が分泌されます。

ノルアドレナリンが分泌されると交感神経の活動が活発になるので心拍数や血圧が上がるのですが、この状態が続くと、うつ病や神経症の症状につながってしまいます。


 

2・不安を解消するにはどうしたらいい?

まず不安は何もしないと増え、行動すると減る。
 

どういう事かというと、不安になるのは必ず解決しないといけない困った状態、とにかく何とかしないといけない問題があるときですよね。

なので、何もしないで放置すると不安は強まります。「どうしよう」と思い続け悩み続けるほど不安は強まるものです。

多くの人が間違えてしまうのは、「どうしよう」という状況の時に、頭でずっとそのことを考え続け、思考が進まない、思考停止のスパイラルに陥る事です。

何らかの行動を起こさない限り、いくら考えても頭では問題は解決することはありません。


 
不安を消すことは、行動すること!


 
行動して不安がゼロになってすぐに解決!とはならないかもしれませんが、何か行動することで不安はマシになります。

悩みはすぐに解決したい!と思うものですが、今回こうやってみよう、うまくいかなかったらこのやり方にしようなど、実は、行動しながら解決していくものです。そして行動の最中に不安は減っていっているのです。


 

3・アウトプットしましょう


 
では、行動するといわれても、なかなかできなかったり、何をしたら良いのかわからない人も多いのが現実です。


 
◉誰かと話す

何が不安の原因かわからなくても、自分が話しやすい人と話をして思っていることを吐き出してください。これを心理学ではカタルシスと言います。これにより問題が解決していなくても、スッキリした気持ちになれますし、共感し合える事で問題は解決していなくても、安心感を得ることができます。


 
◉書き出す

特に話す人がいない場合、書き出すことも有効です。

自分の悩み、今の気持ちなどを思うがままに書き出すだけでストレスを吐き出すことができます。また頭の中が整理され、ぼんやりずっと頭の中にあったことが、明確になります。自分を見つめることで洞察力が高まります。

それだけでなく、書いたもを客観的に見ることで間違えた考え方、しんどくさせている考え方に気づき、修正することができます。


 

今、不安がある人も、特にないと思う人も、一度アウトプットしてみましょう。

不安がなぜかスッキリしたり、意外な思いや感情に気付くかもしれません。

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