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グーグル先生

  • 執筆者の写真: RABBONI
    RABBONI
  • 2019年7月18日
  • 読了時間: 3分

子供達が小さい頃、何かわからないことがあれば「パパ、どうして何々なの?」「これ

はどういう意味?」とよく質問攻めにあったものです。頼りにして貰えている嬉しさと間

違ったことを教えない様に答えが分からない質問にはちゃんと調べてから答えていました

そんな子供達も皆社会人になり、会うのは年に数回の子供達もいますが、今年のゴール

デンウイークは5人の子供達が集まりました。ある晩夕食が終わり、皆でワイワイと会話

をしていたら下の娘が「パパ、これどういう意味?」と聞いて来たので、私が答えようと

した瞬間・・「あ、パパ大丈夫、グーグル先生に聞く」・・・「えーパパよりグーグル先

生を頼りにするの??」と笑って返したのですが、内心多少のショックと寂しさがありま

した。

以前は分からないことがあれば辞書や百科事典を持ち出して色々と調べたり年配の方に

聞いたりした。今はわからない事があればネットで検索すれば即座に無料で殆どの情報を

知ることが出来ようになりました。本当に便利な時代になりました。

そして、今日アメリカの実業家、イーロン・マスク氏のニューラリンク社は16日、人間

の脳に電極を埋め込みコンピューターと接続する技術を開発し、現地当局に臨床試験を実

施するための申請を行ったと発表しました。

そして、この臨床実験は遅くても2020年までには実施出来るようです。遂に人の脳と

コンピューターが一体化しはじめる時代がやってくるのです。これで言語機能に障害を持

った方々とも会話が出来るようになるし、技術がより向上すれば早い段階で考えるだけで

コンピューターやスマホの操作が出来るようになるのです。まさにSFやアニメの世界が現

実化し始めるわけです。

もちろん、良いことだけではありません、人類にとって未知の領域に入るようになるの

で慎重に進められるべきかもしれません。例えば既に現代人は周りの人たちとの関係やコ

ミュニケーションが希薄になりがちなのに、さらに拍車をかけることになるかも知れませ

ん。また今LGBTの結婚の権利が徐々に認められ始めていますが、数年先にはAIの市民権

やAIとの結婚の権利についての議論がされるようになるかもしれません。これからの技術

革新は今までの進歩とは桁外れな変革を我々にもたらすことは明白なのに、余り議論にな

っていないのは気になる所でもあります。

例えば皆さんはGAFA(ガーファ)と言うと言葉をご存知ですか? グーグル(Google)、ア

ップル(Apple)、フェースブック( Facebook)、アマゾン(Amazon)の世界的に巨大になってしまった4社を意味する言葉なのですが、ある人々はこれらの企業が人々の知識、興味、行動、商品、ソーシャルコミュケーションをコントロールしすぎているのではないかと懸念して、GAFAと呼んでいます。

例えば去年グーグルの検索エンジンが評価基準を大きく変えました。しかもその基準が内外

に対して明確でない為混乱状態が続き、多くの経営者が検索エンジンをコントロールしているAIの考えを理解しようとして必死になりました。今まで自社のHPが検索で1ページ目に出ていたのが急に5ページ目になったりして、売り上げが急に下がったりしました。

ある程度の基本形があるのは良いことかなと思いますが、過度に統一されてしまうと個性が

無くなってしまいます。全ての生き物にとって自由で生きやすい世界が出来てくれば良いと

心から願います。

 
 
 

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